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商工会議所=新年会に180人「飛躍の年に」=過去超える会員数目指し

ニッケイ新聞 2012年1月20日付け

 ブラジル日本商工会議所(近藤正樹会頭)の新年会が17日正午から、サンパウロ市のホテルで開かれ、約180人が参加した。
 近藤会頭は新年の挨拶とともに昨年の会議所の実績として、ウェブサイトの充実、会員へのアンケート実施や各部会の活動の活発さを挙げ「期待される会議所になりつつある」との見解を示した。
 6月に開催予定の「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」には100カ国以上の政財界から参加が見込まれているほか、「今年は世界各国の首脳選挙が行われる。各国とも自分の国のことに精一杯で、世界を率いるリーダーは不在の状態」とのべ、ブラジルの世界における存在感の高まりに期待を寄せた。
 また、昨年は20社以上の企業がブラジルへの新規参入を表明したものの「他国に比べると少ない。会員数は過去最高の333社まであと8社。400、500社超えを目指し、会議所にしかできないことに全力で取り組む」と所信表明した。
 三輪昭・在ブラジル大使は、3年有効な数次商用ビザ、社会保障協定の発効で「日伯関係に具体的成果を挙げる時期に来ている。社会基盤や科学技術、防災など様々な分野の企画が花開き、大きな飛躍の年になれば」と期待を込めた。
 続いて近藤会頭、三輪大使、在聖総領事館の小林雅彦首席領事による鏡開き。小林首席領事の音頭で一同は威勢良く乾杯し、お節料理と雑煮が振舞われた。
 3分間スピーチではウジミナス社のユカリ・ハマダ氏が、2月3〜5日にミナス州ベロ・オリゾンテ市で初めて開催される「日本祭り」について紹介。来場者に参加を呼びかけた。
 その他2月1日に帰国予定の在聖総領事館・経済班の加藤秀雄領事が挨拶し、オーミ・ド・ブラジル・テキスタイルの横山眞一新社長、マエカワ・ド・ブラジルの片岡浩一新社長がそれぞれ就任挨拶、青年会議所新会頭のファビオ・カワウチ氏が新任挨拶を行った。
 最後に12年度常任理事と監事が紹介され、各自抱負をのべた後、閉会となった。