ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

年金生活者狙う犯罪増加=4時間に1人が被害の市も

ニッケイ新聞 2012年1月25日付け

 ジア・ド・アポゼンタード(年金生活者の日)の24日、サンパウロ州内陸部のサンジョゼ・ド・リオ・プレットでは、犯罪に巻き込まれる年金や恩給受給者は4時間に1人という記事がG1サイトに掲載された。
 年金や恩給受給者を狙う犯罪は増加傾向にあり、道で出会った程度の人の言うことも信じ易い高齢者は格好の鴨だ。
 犯罪の手口は様々で、国立社会保険院(INSS)が受給者全員にプレゼントを贈るといっていると電話をかけ、身分証明書などのオリジナルを借り受けた上、品物を受取ったという書類にサインをと言って、個人融資の申請書にサインさせるのは借用詐欺。支払いが遅れている年金や恩給を受け取れる事になったが手数料が必要と言って現金や書類のコピーを盗む例、裁判が早く進むよう手伝うと約束する弁護士に騙される例もある。
 また、現金自動預け払い機に慣れてない人を手伝う振りをして暗証番号などを盗み、勝手に金を引き出すのも常套手段。被害に遭って泣かないためには、路上や銀行、電話では見知らぬ人と話さない、疑問があったらINSSで直接確認するなどの注意が必要だ。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button