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レジ袋は買いたくない!=有料化初日に消費者混乱

ニッケイ新聞 2012年1月27日付け

 サンパウロ州のスーパーマーケットでのレジ袋の無料配布が25日より廃止されたが、開始早々、消費者が混乱に陥っている。26日付エスタード紙が報じている。
 多くの消費者は環境保護に対して理解を示してはいるものの、25日からはじまったスーパーでのレジ袋廃止には不満の声が漏れている。
 ソロカバでは、匂いが移るのや濡れるのをきらうのか、肉や魚、野菜、果物の量り売り用に特別に無料配布が認められている透明なビニール袋に石鹸などの衛生用品を入れる人もいた。また極端な例だと、レジ袋代を節約するために、量り売り用の袋を他の品も含めた買い物用の袋として使用する人もいたという。
 また、サンパウロ市北部リモンのダンテ市場では「在庫がたくさんある」からと、従来通りのレジ袋をまだ配布している。同市場では30日からダンボール箱提供と再利用可能な買い物袋の販売のみに切り替えるという。DIAのチェーン店のひとつでも、同じ理由でレジ袋が配布されている。
 また、レジ袋を買うのを嫌がる消費者が無料配布の段ボールを手に入れるための激しい争奪戦を繰り広げる店舗も見受けられたという。
 サンパウロ州スーパーマーケット協会(Apas)のジョアン・ガラッシ会長は「開始早々全てがすんなりと移行できるわけはない」として、移行初日の結果は「優秀」との評価を下した。だが、プラスチック社会環境研究所のミゲル・バイエンセ所長は「レジ袋は消費者の権利だ。食品を買い物カートや段ボールなどに詰め込むのは衛生上良くない」と反論している。
 また、ブラジル消費者保護院(Idec)コーディネイターのリサ・グン氏は移行前、「レジ袋の無料配布が終わるという情報が消費者にまだ浸透しきってないのでは」との懸念を示していた。

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