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サンパウロ市が国なら世界40位=南米では5位でチリより上

ニッケイ新聞 2012年1月27日付け

 25日に市制458周年を迎えたサンパウロ市の国内総生産(GDP)額を、一つの国と考えて比較した資料を25日付エスタード紙が掲載した。
 それによると、2009年のサンパウロ市のGDP3890億レアルをドルに換算すると、1950億ドルで、世界で40番目に裕福な国になるという。
 09年のブラジルのGDPは1兆6200億ドルで8位で、英国を抜いて6位となった2011年の数字と食い違うが、サンパウロ市GDPはイスラエルやチェコなどを上回る点は11年も同じだろう。
 アルゼンチンは3100億万ドルで世界30位、160億ドルのチリは50位。南米でのサンパウロ市は、コロンビアの2300億ドルに次ぐ5位で、チリは6位。
 また、サンパウロ市を州とみなすと、国内でサンパウロ市以上に裕福なのは5400億レアルのサンパウロ州のみ。3位リオは1700億ドル、4位ミナスは1400億ドル。個人のGDPでは断トツの連邦直轄区は600億ドルで8位だった。それでも、米国の州としては25位だから、米国各州がいかに裕福かがうかがわれる。