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リオ=崩壊現場が混乱状態=行方不明者探しは困難に

ニッケイ新聞 2012年1月31日付け

 リオデジャネイロ市の中心部で起こった3棟の建物の崩壊事故をめぐり、27〜29日にかけて混乱した状態が続いていると28〜30日付伯字紙が報じている。
 フォーリャ紙は27日に、崩壊現場で撤去作業にあたる担当者が、作業中に見つけた貴重品などを盗んでいるとの報道を行った。これにより4人の作業員が逮捕された。崩壊したリベルダーデ・ビルなどに事務所を構えていた人たちは、仕事上の資料や個人情報が漏れることを恐れていたが、市が危険であることを理由に、撤去作業や救出作業以外の関係者の接近を認めなかったために苦情が殺到した。
 遺体捜索の結果、28日夜までに見つかった遺体は17体。4人の身元は29日現在も不明で、5人が行方不明のまま。
 また、瓦礫の中からは人体の破片が散見されており、これが残り5人の行方不明者のものであるのかをめぐり、30日からDNA鑑定による検死がはじまった。リオ消防隊のセルジオ・シモンイス司令官は、火災のため遺体が炭化している可能性もあり、その場合、骨や歯による鑑定しか方法がないと語っている。
 事故現場周辺は30日から通常の生活に戻ったが、行方不明者の肉親たちは帰還の可能性をまだ捨てていないことから、依然として事故現場から離れないで様子を見守ることを希望している。
 また、現場付近の道路は25日から閉鎖されていたが、29日にリオの地方裁判所が犠牲者や瓦礫に近づくことを認める暫定令を出し、30日には道路封鎖も解かれた。

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