ニッケイ新聞 2012年2月1日付け
1月25日に起きたリオ市セントロのビル崩壊現場での行方不明者捜索が、30日からは手作業になった。事故の2時間後から始まった救出作業にはショベルカーが使われ、遺体の一つは瓦礫と共にゴミ処理場に運ばれていたという逸話もあるだけに、手作業で捜索との報道には、機械を使って生存者を押し潰したり遺体を分断したりしたかも知れないのに、いまさら手作業? とのコメントも。瓦礫の中から見つかった人体の破片は事故の衝撃故に生じたのか、機械での作業中に出たものか。行方不明者の捜索は瓦礫を運んだ先のゴミ処理場でも行われる。
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1月31日、午前3時から6時にかけて、サンパウロ市内のバス会社で働く運転手と車掌がストを行った。これは、1日400件といわれる交通違反の罰金をSPトランス社と市から科せられたバス会社が、従業員の給料から天引きすることに反対したもの。この日は大きな混乱は起こらなかったが、利用者としてはヒヤヒヤもの。なお、労使間の交渉はまとまっておらず、6日に再度ストが行われる見込み。