ニッケイ新聞 2012年2月3日付け
先月の県連代表者会議で、2011年度事業報告書の作成を担当する木原好規会長(和歌山)から、各会の活動を紹介する原稿や写真が集まっていないと報告。未提出の35県を読上げ、「(雑誌の)ブンバに編集、印刷等を依頼します」と続けて説明した。すると内山住勝会長(群馬)が急に立ち上がり「群馬に頼むと言うが、全く聞いていない」と憤然。一同唖然としたが、どうやらブンバをグンマと聞き間違えたよう。会議室はその日一番に沸いた。
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ロンドリーナをはじめ、パラナ州各地に上野アントニオ元下議の遺灰を埋めていくという話を聞き、パラナでの貢献度の高さを伺い知る思い。こうした動きは、コロニア初ではないだろうか。ふと、日本全国にあるお釈迦さまの遺骨を納めるとされる仏舎利塔を思い出した。戦後、平和を願って次々と建立されたという。戦後、勝ち負け問題を収束させようと州内の日系団体を統合、パラナ文化運動連盟(リーガ)を創立することでスポーツでの団結を図った上野氏だが、お釈迦様と並べられては、あの世で頭を掻いているだろう。
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来伯時、連邦警察で「半年で出来る」と言われた外国人登録証(RNE)。何度問い合わせても「まだ」と言われ、1年半後の先々月、ようやく手にした。しかし喜びも束の間、先月新しく取得したビザを登録しに行くとまたも「半年でー」と返納させられた。手元にあったのは2カ月だったが、別れ難い思い。だけど今度はイライラせずに待てるかも。