ニッケイ新聞 2012年2月8日付け
リオ市の地下鉄2号線で6日、電線が盗まれて電車が止るという事故。セントロと北部を結ぶ30キロ余りが朝7時から運行停止となり、16の駅の内11が一時閉鎖された。事故当時すでに乗客が乗っていた車両はそのまま通したが、390メートルの電線が盗まれたために起きた混乱は1時間後に解決。運行再開直後の電車は超満員で気分が悪くなる人も出たようだ。昨年盗まれた電線は965メートルとか。
◎
リオ市北部イーリャ・ド・ゴヴェルナドールで2日未明、暴行されている乞食を助けようとした21歳学生が、5人組からの暴行で顔面骨折などの重傷を負った。最初に乞食を助けようとした友人は羽交い絞めにされて動けず、ケガらしいケガはなく済んだが、21歳学生の方は4時間に渡る手術を要し入院中。殺人未遂の暴漢5人は身元が判明したようだが、弱い者いじめにも程がある?
◎
教育省が高校の教師にタブレット型コンピューターの配布を計画しているとの報道があったが、7日付エスタード紙サイトによると、2010年に4〜17歳で学校に通ってなかった子供は380万人に上り、全体の就学率はまだ91・5%に過ぎない。10年以内にこの数字を98%にあげたいという政府。小中学校へのコンピューター配布も中断された中でのタブレット配布や就学率向上が両立できるか。