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9年生は数学が苦手=ブラジル生徒の学力が明らかに

ニッケイ新聞 2012年2月9日付け

 全国の公立学校の9年生で、学年相応の数学の学力を有している生徒が全体の過半数を超えている市が35しかないことが判明した。8日付エスタード紙が報じている。
 これは教育省とブラジル統計院(IBGE)が行う「トードス・ペラ・エドゥカソン」の年次報告で明らかとなった。7日発表のデータは、2009年に全国5565市中、5451市で行った5年生と9年生の数学とポルトガル語の学力テストがもとになっている。
 それによると、5年生の数学で学年相応の学力を持つ生徒が過半数を超えた市は19%の1029市、ポ語は14・3%の773市に過ぎなかった。また、州都の公立校5年生では、2教科とも学年相応の学力を持った生徒が過半数を超えた市が存在せず、ベロ・オリゾンテの49%が最高。サンパウロ市では数学が33・6%、ポルトガル語が34・5%となっている。
 9年生になると事態はもっと深刻で、学力相応の数学力を持った生徒が過半数を超えるのはわずか35市。サンパウロ州カンピーナス市では全体の12・3%にあたる生徒しか学力相応の数学力を有していないという。
 全国自治体教育者連盟(UDIME)のクレウザ・レプーリョ会長は、大半の市の公立学校では基礎学力の教育が徹底されてないと指摘し、「11年の教育でわずか6カ月しか基礎に充てられていない」と教育現場の現状を嘆いている。
 「トードス・ペラ・エドゥカソン」では、2022年までに70%の生徒が学力相応の学力を持つことを目標においているが、09年の9年生は数学が14・7%、ポルトガル語が26・2%で、その道のりは遠いものとなっている。

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