ニッケイ新聞 2012年2月14日付け
鳥取県人会(本橋幹久会長)は12日、同会館で定期総会を開き約70人が出席した。
今年創立から60周年を迎えるにあたり、11月11日に式典が催されるほか、記念事業として会館の増改築と消火設備の完備、記念植樹が検討されている。
本橋会長は増改築の理由として、外観の傷み、事務所が2階にあることによる使い難さや狭さを挙げた。
また、約10年前の増改築で、防火設備が義務付けられる敷地の広さ750平方米を上回ったため「設備を整えていない団体は多いが、公の機関としてやるべき」と負担増を覚悟で決議した。
完成予定は築20年を迎える3年半後。県からは予算の4分の1が補助される見込み。
記念植樹事業は「ただ式典をやるだけではなく、日本から来た人の想いが残せるように」との願いから実施を決めた。
なお、同県の青少年サッカークラブ「ガイナーレ鳥取」がG2に参入したことを機に、ブラジルのクラブとの交流も検討中だという。
昨年度の収入は約35万3600レアル、支出は約18万8300レ、約16万5300レが本年度会計に繰り越される。
総会後は新年親睦会が開かれ、約150人が集い食事やアトラクションを楽しんだ。