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乳製品消費7年で2割増=所得増や食の変化が原因

ニッケイ新聞 2012年2月15日付け

 11日付フォーリャ紙によると、一人当たりの乳製品の消費量は、05年から11年の7年間で23%増えたという。
 消費が最も増えたのはヨーグルトや乳飲料、練乳といった加工品で、消費量は11年に53%、7年間では倍以上になった。これに生クリームやドッセ・デ・レイテ、乳製品入りデザート、ファリーニャ・ラクテアなども加えた個人消費量は、年0・1キロから1・4キロに急増。
 また、チーズやクリームタイプのレケイジョンの消費は、昨年16%、7年間では52%増え、1人2・5キロが3・8キロになった。この量は世界4位で、1位はフランスの26キロ。以下、米国15キロ、アルゼンチン11キロと続く。
 チーズの生産は需要に追いつかず、国内で作らない物も含めた昨年の輸入額は一昨年比58%増の2億500万ドル(3億5400万レアル)。
 牛乳に換算した個人消費量は年16万6千リットルで、国連食糧農業機関(FAO)の最低基準の20万リットルには未到達。乳製品の消費増は所得の向上や食習慣の変化に伴うもので、工場で処理してない牛乳や乳製品の消費は年46・1リットルが41・9リットルに減少し、粉ミルクの消費は年2・2キロが3・4キロに増えた。