ニッケイ新聞 2012年2月23日付け
今年のサンパウロ市カーニバルでは、パレード前、多くの人がガヴィオンエスとドラゴンエスの形を借りたコリンチャンス対サンパウロFCのサポーターの乱闘を恐れていた。これが無事に済んでホッとしていた矢先、それ以上の混乱がパレードの結果発表で起こった。審査員の交代が表向きの原因だが、コリンチャンス・ファンにはパルメイラスやサンパウロFCのエスコーラに負けていたことの腹いせもあったか。
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セルジッピ州ラランジェイラスで、18歳青年が、隣家の主婦が外出した隙に10歳の娘を犯したと22日付G1サイト。数分後に帰宅した主婦は裸の娘とベッドの下の青年を見て逆上、ナイフで青年に切りつけた。青年は病院で治療後に逮捕された。一方、リオ市ジャルジン・ボタニコでは16日、12歳少女がバスの中で犯されたと警察に。銃を持った男はガラガラなのを利用し、後部座席に移るよう命じたという。首筋に暴行の跡を残した少女は、念のためにエイズ用の薬を与えられ病院に。男は別の女性の隣にも座り、脚を触ろうとしたが悲鳴を上げられたため、バスが止まったのをよいことに別のバスに乗り換えて逃走した。同時に降りた乗客らによれば、慌てて降りた男は寸でのところで車に撥ねられそうになったという。少女達の心身に残る傷や自分を制する事が出来ない人々が作る社会を思うと…。