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東西南北

ニッケイ新聞 2012年2月25日付け

 カーニバル翌日の灰の水曜日は午前中休みのところも多かったが、この日から復活祭前日の聖土曜日までは四旬節(40日の意、クワレズマとも呼ばれる)で、日曜日を含む46日間は復活祭への備えの期間。カトリックでは肉や卵、乳製品まで禁じる人もおり、期間中は魚の販売が30%伸びるとの予測も。節制は義務ではなく自分で選ぶ事ととる人の場合、肉などに特定せず自分が好きな食べ物や好きな娯楽を自粛、節制の変わりに慈善事業などの代替案も。形式か精神性かの論議もあるようだが…。
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 24日夜から25日未明はサンパウロ市でアセッソ上位2チームとスペシャルグループ上位5チームのデスフィーレ(パレード)があり、25日夜から26日未明はリオ市でスペシャルグループ上位6チームのデスフィーレ。26日0時には夏時間が終わるので時計の針を1時間遅らせる必要あり。
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 24日付フォーリャ紙によると、ブラジルの妊娠中ならびに出産後6週間までに死亡する妊婦の数が2011年の第1四半期で前年同期に比べ19%下がったという。また、2011年における人口10万人における妊婦の死亡者数は63人で、1990年の141人の半分以下の数値となっている。だが、政府が2000年に立てた目標は10万人中35人。政府は2015年の達成を目指しているが、間に合うか。