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1月の税収1千億レ超す=12月を上回る史上新記録
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け
連邦歳入局が24日に発表したところによると、1月の国税収入は1025億7900万レアルで、昨年末に出ていた景気は弱含みとの予想は覆されたと25日付エスタード紙が報じた。
1月の税収額は例年最多を記録する12月の実績を5・57%上回る好調ぶりで、昨年同月比で6・04%の増収。昨年1月の税収は1月としての過去最高、12月も税収で新記録と騒がれた後の国税収入1千億レアル突破は、もちろんブラジル史上初めての事だ。
また、27日付G1サイトによれば、1月の公的負債は3・5%減り、1兆8千億レアルになったという。
所得税の確定申告などで税収増が起きる時期を前にして、税収が12月の実績を上回り、1千億レアルも突破した事は、市場や歳入局の予想も裏切る結果で、今年は年間を通して経済が好調で、年間税収も新記録を達成と予測する専門家さえでているようだ。
その一方、昨年中の企業の債務不履行は26%増えており、決して楽観を許さないという声もある。市場では、今年の成長率は4・5%から5%という見方が一般的だ。