ニッケイ新聞 2012年3月10日付け
東日本大震災の被災地で支援活動を行なう『ブラジル連帯運動』。既に日伯両国で報道されたが、同運動のリーダー・茂木真二さんの母セツコさんは「殆ど息子中心の記事。息子だけじゃなく、大勢のブラジル人が頑張っていることを皆に知ってほしい」と語る。震災から1年を迎える11日、運動参加者らは仙台での追悼式や、在京ブラジル大使館でのミサを予定している。
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日本の報道によると、三重県警がポ語による運転免許の学科試験を来月から実施すると発表したそう。同県に住むブラジル人からは母国語での実施を求める声が出ており、ポ語試験の導入は福井県などに続き4県目。日伯の交通事情の違いをふまえ、警察庁が作成した問題冊子を使用する。県内のブラジル人登録者数は1万5232人で、全体の33・4%と最多だ。「母国語で交通ルールを勉強してもらえる。外国人の免許取得の機会を確保し、事故防止にもつなげたい」と関係者。