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日大・福井教授が調査に=レジストロなどを訪問

ニッケイ新聞 2012年3月15日付け

 日本大学国際関係学部の福井千鶴教授が、日本人移民史と日系社会の現状を調査するため2月6日に来伯、先月18、19の両日、レジストロ市と日本人植民地発祥の地イグアッペ市を訪れた。
 福井教授は、南米スペイン語圏諸国を調査し、2010年5月に著書『南米日系人と多文化共生』(沖縄観光速報社、296頁)を出版した。
 初来伯は10年前、2度目は7人の学生を連れて訪れ、今回で3回目となる。
 金子国栄レジストロ文協会長と山村敏明会長(聖南西文化体育連盟、リベイラ沿岸日系団体連合会)が同行し、日系社会の現状などについて説明した。
 福井教授は「ブラジルで最も古い日本人植民地であるこの2つの町は、是非訪れてみたかった」と語り、念願が叶ったことを喜んだ。
 僅かな滞在時間を利用し、19日の午後はカーニバルで賑わうコンプリーダ島まで足を運んだ。3月3日までの滞在期間中、ベレン、トメアス、クリチーバ、ラーモスおよび、パラグアイのイグアス移住地やアスンシオンも訪れた。(金子国栄さん通信)