ニッケイ新聞 2012年3月20日付け
三輪昭在ブラジル日本国大使がパラナ州への初の公式訪問を行い、1日夜、クリチーバ文協会館で文協主催の大使歓迎式が行われ、西森ルイス下議、山脇ジョルジ市議など日系団体代表者約80人が出席した。パラナ日伯商工会議所、APAEX(パラナ日伯元留学生協会)の共催。
あいさつの中で石井ジョルジ会長が「親から受け継いだ日本文化を次世代に伝え、新しいリーダーを育成していく」と文協の目的を紹介。
三輪大使は「パラナ州は他の地域と比較しても日本文化、日本食がブラジル社会に浸透している。日本文化が世界で国際的に評価されている良い例」と話し「日本国民に各分野で活躍している日系人を紹介していきたい。皆さんには、これからも日本文化継承に貢献してもらいたい」と強調した。
パラナ日伯商工会議所の大城義明会頭によって乾杯の音頭が取られ、歓談を交えた食事会が行われた。食事の後には、大使の周りに日本企業代表者らが集まり、和やかな歓談の時間がもたれた。
三輪大使はクリチーバでパラナ州知事、同商工会議所を訪問したほか、ロンドリーナ、マリンガで市長を訪問。ローランジャでは、移民センターも視察した。(長村裕佳子クリチーバ通信員)