ニッケイ新聞 2012年3月21日付け
ブラジルの夏が20日に終わり、秋が始まった。日本なら春分の日に当たる20日は、昼と夜が同じ長さになる特別な日で、ブラジルにとっては夏から秋への節目。日本でも春分の日と秋分の日は年により日付が違うが、今年の夏は20日未明に終わるとの報道と前後して、涼しい風が立ち始めた。
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携帯電話は3月中に2億5千万回線に—。大容量サービスが可能な3G機器も出回り、2月中の販売は240万回線で、累積は既に2億4760万回線。1月比1%増で2月としては13年間で最高の販売記録で、人口100人あたりの携帯電話回線数は126・45になった。同指数が100以下はマラニョン州だけで、複数チップ装着型機器の増加も頷ける。全国シェアは、Vivo29・85%、Tim26・62%、Claro24・66%、Oi18・56%。後払いは18・11%で少数派。
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大富豪エイケの息子トールの自動車事故は昨日20日にも報じたが、トールは2009年12月の自動車免許取得以来、11の違反を犯し、免許証の減点は51ポイント。大半はスピード違反で、トール本人は安全運転を主張し、「車道を横断しようとした被害者が急に入り込んで来た」としているが、疑惑を呼ぶ運転履歴ではある。一方、エイケはツィッターを通じ、息子の擁護を展開している。