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世界ダウン症の日を祝う=ブラジルなどの呼びかけで認定
ニッケイ新聞 2012年3月22日付け
国連が今年から3月22日を〃世界ダウン症の日〃に認定し、193カ国でそれにちなんだ行事が開催された。
21日付アジェンシア・ブラジルによれば、ブラジル政府はダウン症の人と接する際の注意事項などをまとめたマニュアルを作成し、官報に掲載。上院も同日、アレッシャンドレ・パジーリャ保健相とマリア・ド・ロザリオ人権局長官を招き、ダウン症に関するビデオ上映などを行った。
また、ニューヨークにはサンパウロ州出身のアナ・ベアトリスさん(21)らの一行が行っており、国連でダウン症に関する本の刊行を発表、記念行事にも参加する。
ダウン症は遺伝子の異常による病気で、聴覚や視覚、筋力などの障害、社会に適合しにくいなどの問題が指摘されるが、早い時期から訓練する事で、大学進学などの夢も果たす例も増えている。
〃世界ダウン症の日〃は、ブラジルを中心に世界78カ国の人々が6年をかけて呼びかけていた。