ニッケイ新聞 2012年3月30日付け
パンアメリカン日系人協会・ブラジル支部(矢野敬崇支部長)から、同支部に寄せられた東日本大震災被災地への義捐金4万3450レアル(153万1750円)が10月、海外日系人協会に送付されたと報告があった。
義捐金の使い道について、同支部は「在日ブラジル人の社会的名誉挽回にもなる」と、在日ブラジル人が進めている被災地支援への利用を希望する旨を伝えた。義援金の一部はすでに、在日ブラジル人が被災者を元気づけるため、1月に宮城県で実施された音楽出張ライブなどに利用されている。
石田光正事務局長は「復興が終るまで、僅かでも毎年寄付を続けることが大事。日本の要請あるなしに関らず、今年も義援金を募るつもり」と話した。
寄付をした個人及び企業には、義援金送付にかかる資料と共に礼状が贈られる。