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FARC=警官と兵士ら10人解放=ブラジルもヘリを派遣し協力

ニッケイ新聞 2012年4月4日付け

 左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)が2日、10年以上人質となっていた警官6人と兵士4人を解放したと3日付伯字紙が報じた。
 開放されたのは、1998〜99年に誘拐された陸軍兵士のルイス・アウフレッド・モレノさんら10人で、FARC側は政治的な理由で捕らえられた人質としては最後の人達と発表している。
 今回の人質解放は、国際赤十字委員会や非政府団体のコロンビアノス・エ・コロンビアナス・ペラ・パスが進めていた交渉が実ったもので、国際赤十字のマークをつけたブラジル空軍のヘリコプター2機が協力。
 空軍ヘリは1日の内にボゴタから110キロのヴィラヴィセンシオ市の空港に移動。2日朝、FARCが指定した地点に向かい、人質を受け取った後、再びヴィラヴィセンシオに戻ってきた。
 ヴィラヴィセンシオの空港に着いた10人は、1人ずつ医師に付き添われてヘリを降り、待ち構えていた家族達に、各々の方法で喜びのサインを送った後、ボゴタまで搬送され、健康状態などのチェックを受けた。
 「今回の人質解放が一滴の血も流さずに実現したのは、コロンビアが平和を求めている証拠」と語るのは、コロンビアノス・ペラ・パス会長で、元上議のピエダッド・コルドバさん。
 FARCは2月、警官や兵士といった治安関係者の誘拐を止めると宣言したが、金目的で誘拐されて人質となっている一般市民は今も数百人程度いると見られている。

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