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サンパウロ市=パライゾでアパート強盗=8世帯を襲い現在も逃走中
ニッケイ新聞 2012年4月5日付け
サンパウロ市南部パライゾのアパートに3日午前、強盗団が侵入し、8件の強盗事件を起こし、住人の耳を切り、軍警に暴行するなどして逃走した。4日付伯字紙が報じている。
強盗の現場となったのは中流家庭の住むアパート、モンテ・ヴェルデで、午前7時頃、郵便配達人を装った男が門番を脅し、マノブリスタが車を取りに行く隙を狙って、10人ほどの武装した強盗団を乗せた3台の車が車庫に侵入した。強盗団は仕事に出かけようとしていた住人を部屋まで戻らせ、現金や宝石、デジタルカメラなどを盗った。
そして、アルツハイマー病の高齢女性、生後8カ月の子供を抱いた母親など20人ほどの住人を襲った後、縄でしばり、地下にある倉庫に閉じ込めた。
また、閉じ込められた人たちの中には軍警裁判所の判事も含まれており、警官が判事の車の送迎を行っていたが、犯人グループはこの警官が車庫に到着するとすぐにこの警官からピストルを奪い、床に倒れこむまで暴行を加えた。また、58歳の男性住民は7千米ドルを奪われた上、耳も切られた。
犯人グループは全11のアパートの内8軒で強盗を行い、午前11時頃に逃走した。また、犯人たちが防犯カメラのモニター室にも侵入し、記録を残さぬよう部屋にあったコンピューター全てを盗んで去っていたことから、警察や住人は、このアパートの構造を熟知した人物が行った犯行ではないかと見ている。
これで2012年に入ってサンパウロ市で起こったアパート侵入強盗は8件目で、昨年の年間12件を大きく上回るペースで犯罪が起こっている。