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ニッケイ新聞 2012年4月10日付け

 ブラジルいけ花協会の新会長となったエリソンさん。日本語も達者にこなす。ちなみに奥さんは日系三世だが日本語をあまり理解できないとか。「夫婦で日本へ行くと私が話しているのに、日本の人は妻に返答する。けど彼女は分からないから僕が答える。いつも変な雰囲気になるんですよね」と大きな体を揺らし笑っていた。
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 援協役員会では、福祉部の報告で高齢の貧困に関する相談について触れられ「90代の高齢者の子供もまた70代に上っていることも多く、双方が最低賃金で生活している場合もあり、より複雑な相談に…」と八巻和枝部長。「福祉部の役割として、高齢者に色々な活動をさせるだけでなく、日本でも話題になっている孤独死を防ぐ場として機能させることが必要」と話している。
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 日本経済新聞社米州編集総局サンパウロ支局長として4年半以上当地に滞在した檀上誠さん。今月で退任することになり「もっといたいのは山々」と残念そう。金融危機を生き延びたブラジルに対する「本社の見る目が変わった」とか。「昔は記事を載せるのに苦労したけど、今では小さく載せようと思った記事が大きく扱われる」。後任に寄せられる期待は大きい。