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援協=臨時総会で定款を改正=昨年度利益は1344万レ余

ニッケイ新聞 2012年4月20日付け

 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)の臨時総会が14日午前、同社会福祉センター5階の「神内ホール」で開かれ、理事と評議員ら7人からなる定款改正委員会が作成した改正案がそのままの形で承認された。当日は85人(うち委任状11人)が出席した。
 議長を務めた菊地会長は冒頭、「ブラジル政府と歩調を合わせながら事業を進めるためにも、社会で通用するような定款に改正する必要がある」などと挨拶した。
 現定款のうち20項目以上が修正、追加、削除のいずれかで改正する案が示され、理事会選挙では25人の理事と5人の理事補からなる30人のシャッパが複数提出された場合、会長一人と副会長5人の重複は認められないこと、これまで3年に一度だった総会を毎年行われることなどが決まった。
 月に一度開かれる理事会の開催は「10人以上の出席で成立」という箇所が「最低13人以上」にする修正案が示されたが、「それでは少ないのでは」との意見があった。それに対し菊地会長は、「援協の理事は社会的責任がある人ばかり。過半数で問題ない」との認識を示し、修正案通りで承認された。
 総会に先立って行われた「第3回評議員会」には34人(委任状4人)が出席し、昨年度の事業報告、会計報告が行われた。
 2011年度の収入は2億1653万7594レ、支出は2億1171万8796レ。資金運用収支862万4122レを加えた1344万2920レが同年度利益として承認された。
 事業報告も菊地会長が読み上げ承認されたほか、援協が所有する9件の不動産の売却についても承認された。