ニッケイ新聞 2012年4月20日付け
旭硝子東京本社の上田敏裕広報・IR室長(50、横浜)は「経済発展に伴うブラジルのガラス市場の成長性はすごく魅力的。今がラストチャンス」と語る。同社は世界で5万人の従業員がいるが日本人はわずか3割。「社員の多くが多言語を喋るのが強み。ブラジルの管理職にも色々なスキルや国籍を持つ人が揃った。ブラジルですごく力を発揮できると思う」と期待を寄せている。
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建材落下事故で車が破損した女性は「10年近く同じ場所に車をとめているが、まさか上から降ってくるとは…」と半ば呆れ顔。現場検証に夜遅くまでつき合わされ、結局帰宅を許されたのが午後10時過ぎ。警察の効率の悪い対応も困りものだが、全く非がない被害者に対し、最後まで謝罪に来ることもないビルのオーナーに怒り心頭。怪我人が出なかったことだけが不幸中の幸いか。
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「海外日系人協会だより」12号によれば、汎米日系人協会ブラジル支部とチリのバルパライソ日本人会からは、東日本大震災の被災地支援をする日系人グループの活動資金にと約180万円が寄付された。同資金で日系人らは、被災者に音楽出張ライブやマッサージ、ネイルアートを提供し、3月11日には在日ブラジル大使館前で採火した聖火を被災地まで運び、地元の住民と共に絆を確かめあうセレモニーを行なったとか。