〃パパはベストフレンド〃=ショーン君が心境を語る
ニッケイ新聞 2012年4月28日付け
米国人の父親とブラジル人の母親の遺族との間の親権裁判で板ばさみとなり、話題となったショーン・ゴールドマン君(11)が米国のテレビのニュース番組に出演し現在の心境を語った。27日付伯字紙が報じている。
米国ニュージャージー州に住むショーン君は26日、NBC局のニュース番組「デイトライン」のインタビューに応じ、現在の心境を語った。ショーン君は、現在共に生活している父親のデヴィッド・ゴールドマンさんのことを「パパはベストフレンドだよ。普通のパパ以上の存在さ」と語った。
米国生まれのショーン君は3歳だった04年、母親のブルーナ・ビアンシさんが休暇と称してリオに向かった際に同行したが、ブルーナさんはそのままデヴィッドさんに電話で離婚を通達した後、ブラジル人男性と再婚。ショーン君はリオで暮らすことになったが、「怒りはしなかったけど当惑していた。〃パパはどこ?〃とは怖くて聞けなかった」とインタビューで答えた。
だが08年、ブルーナさんが継父との間に出来た娘の出産時に死亡。継父とブルーナさんの母親は親権を求めて裁判所に訴えたが、デヴィッドさんも親権を求め、ショーン君を米国に返すように懇願。遂にはオバマ大統領やヒラリー国務長官もショーン君の返還を要求し、最高裁がショーン君を米国に戻すとの判決を下した。
ショーン君は09年のクリスマス・イヴに米国に戻ったが「空港に着くとマスコミのカメラが僕を追って来てすごく困った」と語った。
なお、インタビューではブラジルの祖母や継父については語られなかった。デヴィッドさんによると、祖母が起こした上告を取り下げれば、祖母との面会は可能というが、祖母によると、上告の進展はなく、インタビューも「気分が悪くなるから見ない」という。