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県連代表者会議=日本祭りで骨董市も開催=『県連の森』計画が始動

ニッケイ新聞 2012年5月4日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)の4月度代表者会議が先月26日文協であった。『フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)』(7月)についての諸連絡があったほか、国際委員会からの報告、『県連の森』計画の発表が行なわれた。
 日本祭りの芸能部門の参加申込書が配布されたほか、不要な骨董品を販売する『郷土民芸展市』の開催が理事会で承認されたことを報告、持ち寄りを呼びかけた。収益の1、2割は県連、出品県人会の収入となる。
 同祭実行委員長の前田ネルソン氏(三重)は、販売ブース抽選会の日程の告知(5月15日、栃木県人会館)と、7月29日に初開催される『ロードレース&ジョギング大会』の要綱説明を行った。ロードレースは5、10キロの2コース、ジョギングは3キロコースが設けられる。
 委員会報告では、国際交流委員会が北伯県人会協会設立(本紙26日付既報)に関して触れ、本橋幹久副会長は「県連としても大きく歓迎したい」とコメントした。
 続いて本橋副会長は『第37回移民のふるさと巡り』の反省として「慰霊祭の内容が薄いと感じた。墓参りなどをもっと組み入れて欲しい」という参加者の声を紹介、今後の開催に生かしていきたいとした。
 ブラジリア、サンルイス、レンソイスなどを巡る第38回は、9月末から10月にかけて開催予定で、すでに120人の定員が埋まりキャンセル待ちの状態だという。
 園田会長は「日系人がブラジルで大事にされてきたこと、東日本大震災に対するブラジルの多大な支援の両方に感謝の意を示したい」との目的で植樹を行う『県連の森』計画が発表された。
 場所・規模などは未定。コロニア内で以前から出ていた話が、昨年の震災を契機に、匿名の出資者の提案により具体化、県連主導で行なう。