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国際日本研究学会を開催=8月、パラナ連邦大学で

ニッケイ新聞 2012年5月12日付け

 【クリチーバ】「第9回国際日本研究学会」および「第22回全ブラジル日本語・日本文学・日本文化教師学会」が8月30、31日にクリチーバ市のパラナ連邦大学で開催される。
 2009年に開講された同大学日本語学科から最初の卒業生を送り出す今年、初めて同地で同学会が開催される運びとなった。
 文学部現代外国語学部日本語学科、ブラジル日本研究会の共催、国際交流基金、クリチーバ総領事館の後援。
 学会のテーマは、「日伯日本研究の今後の展望」。ブラジリア、サンパウロ、リオ、リオ・グランデ・ド・スールなど国内各地、日本やアメリカ、ベルギーなど世界各国の大学教授が集まり、講演、討論会を行う。
 東京外国語大学総合国際学研究院の早津惠美子教授、USPの森幸一教授などの基調講演が予定されるほか、ワークショップでの研究発表、日本語学科生らによる研究の展示会が行われる。
 研究発表の参加申込みは今月18日まで、聴講の参加申込みは学会当日まで。参加者には、学会終了後に特別な参加証明書が発行される。
 学会を企画する現代外国語学部学部長のルイス・ガルデナル日本語学科准教授は「誰でも参加できる学会です、ぜひ関心のある方は参加を。一緒に日本研究の将来を考えましょう」と呼びかけた。申込み、プログラムの詳細は、サイト(estudosjaponeses.com.br)まで。(長村裕佳子クリチーバ通信員)