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スペインとブラジルが会議へ=加熱する入国規制合戦緩和か

ニッケイ新聞 2012年5月19日付け

 ブラジルとスペインが、加熱する入国規制合戦を解決するべく、話し合いの場を持つ。17日付エスタード紙が報じている。
 スペインのホセ・マヌエル・ガルシア・マルガージョ外相は16日、ブラジルでアントニオ・パトリオッタ外相と会った後、両国間で起きている入国規制問題を緩和するための会議を開くと発言した。会議は6月4日にマドリッドで行う予定だが、マルガージョ外相は「プロメッサではなくコンプロミッソだ」と、同じ〃約束〃という意味の単語をあえて使い分けており、同会議で即時解決か否かは不明だ。
 スペインでのブラジル人の入国拒否は長年の問題で、同国のバラハス空港で足止めされる人は07年をピークに減少しているものの、11年も1402人が入国を拒否されており、今年4月の最後の週末も15人が国外退去となっている。
 これに対しブラジル側もスペインからの入国者に対し、スペイン同様に、滞在先からの証明や一定の所持金などを求める入国規制を4月2日から導入したため、1〜4月に入国を拒否されたスペイン人はすでに、11年に拒否された人の総数の70%の83人に達した。4月だけなら31人で、1日1人のペースだ。こうした事態から、スペイン側はブラジルに規制の変更を訴えていたが、ブラジル側も08年からずっと話し合いを求めて来た。
 パトリオッタ外相は16日の会談で、スペインでのブラジル人の扱いは「適切かつ敬意の念を持った対応に欠ける」と苦言を呈し、「他の欧州諸国と同様にブラジル人を扱ってほしい」と語った。マルガージョ外相は「領事館の審査担当が問題を早急に解決するための資料は送付済み」と発言、スペインが03年にブラジルと結んだ戦略協定を更新したいとも語っている。

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