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東西南北

ニッケイ新聞 2012年5月25日付け

 サントスFCのガンソが、25日に右ひざの手術を受ける事になった。炎症を起こして痛みが出ている右ひざの手術は3度目。24日の試合後、1カ月近くプレーできないため、リベルタドーレス杯は決勝に間に合うか否かぎりぎりの状態だ。代表チームの親善試合も3回欠ける事になるが、ロンドン五輪には出場の見込み。マノ監督が親善試合に別の選手を呼ぶかどうかは未定とか。
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 23日付エスタード紙に、北東伯の干ばつ被害は120億レアルを超えるとの記事。国家統合相が下議達に過去40年で最悪の干ばつと説明したと読み、汚職疑惑が取りざたされながら役職に留まっているのに改めて気づいたが、灌漑計画がきちんと機能してないのは誰のせい? 干ばつで死に白骨化した牛の前にうずくまる農夫の姿が哀れだが、22、3日は北東伯でも雨と聞いたが、焼け石に水、それとも…。
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 サンパウロ市南部グラジャウーで、女性教師が6歳の盲目の少年を虐待した容疑で取調べを受けている。目撃者である送迎バスの運転手の話によると、女性教師は授業中の態度が悪かったその少年を引きずりまわし、顔を2回平手打ちにした上、ベルトで鞭打ちすると脅してもいたという。20日夜のシューシャのテレビ・インタビュー以来注目度が上がっている児童虐待問題だが、しつけの前にくれぐれも愛が欲しい。