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人気バンド公演に軍警出動=英国文化祭の目玉で大混乱

ニッケイ新聞 2012年5月29日付け

 英国文化祭の一環として27日にサンパウロ市イピランガ公園で行われた無料コンサートに溢れた人たちの間で混乱が起き、軍警が事態の収集に繰り出す騒ぎが起きた。28日付伯字紙が報じている。
 このコンサートは「第16回クルトゥーラ・イングレーザ・フェスティバル」の目玉と目されていたもので、特に最後に出演するバンド、フランツ・フェルディナンドは英国でも屈指の人気で、ブラジルでも過去4度公演を行っており、注目度が高かった。このバンド見たさに、イピランガ公園には午前中から長蛇の列ができ、定員2万人弱を大幅に上回る人が集まり、午後6時5分頃に公園の入場が完全に打ち切られた。午後2時頃から4時間近く並んで入場できなかった人たちもいた。
 入場できなかった人の多くは公園周辺の塀をよじ登って強引に侵入しようとしたために騒動が起き、そうした人たちを鎮めようと軍警が出動。軍警はゴム弾の発砲と催涙スプレーの撒布を行ったため、大半がその場から立ち去ったが、催涙スプレーで目を痛めたり、気分が悪くなって床に座り込む人たちも大勢いた。また、塀に向かって金属板を投げて暴れる人も見受けられた。
 フランツ・フェルディナンドは午後6時47分にステージに登場し18曲を演奏したが、会場外の騒ぎのことを終演後に知ったリーダーのアレックス・カプラノスは午後10時頃、ツィッターでコンサートを見れなかった人たちへのお詫びとけががなかったかを気遣うメッセージを送信した。
 イピランガ公園は飲食施設がなく、トイレも少なかったため、コンサートを見た人たちの中でも不満が少なくなかった。同英国文化祭は6月30日まで行われる。

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