ニッケイ新聞 2012年5月31日付け
セアラ州フォルタレーザの国際空港で、28日夜から電力供給不足が起きている。発電機三つは動いており、チェックインや乗客の乗り降りなどの基本業務は行われているが、飲食店は13店舗中6店舗が営業不能、航空会社のカウンターも二つが動かない、センサー付の水道は使えない等の問題続出。29日に回復の約束は果たされず、30日も混乱の中。14年W杯に向け、不安の種がまた増えた?
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大サンパウロ市圏モジ・ダス・クルーゼスで、15歳少女が高級車販売店の店主を脅迫—。10万レアルを口座に振り込めと命じた少女は、フェイスブックで見つけたアドレスに被害者の娘や妻の愛称、よく行く場所などの情報込みのメールを12回発信。家族を警備員同伴で米国に送り出したりした店主は、警察が突き止めた犯人の素顔に驚愕。誰でも個人情報にアクセスできるのは怖い…。
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コンピューター保護を行う企業マッカフィーが24カ国のコンピューターを対象に行った調査によると、ブラジルのコンピューターの約16%はウィルス対策が施されていない脆弱なものであることがわかった。この数字は24カ国中17位と決してほめられた数字ではないが、共に19%を超えている日本や米国よりも良い数字なのはやや意外。最悪はシンガポールの21%で、最善はフィンランドの9%。