ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2012年6月2日付け

 2011年1月にブラジルのクラブに復帰して話題を呼んだロナウジーニョが所属のフラメンゴを退団することになった。理由はフラメンゴ側が給料の支払を5カ月分(約500万レアル)滞納させたためで、現在リオの裁判所で審議中。一説ではパルメイラスが獲得に乗り出すという話もあるが、本人は「手術を終えたばかりの母親の面倒を見たい」と発言。このまま引退ということにならなければいいが…。
     ◎
 日本に住むブラジル人コミュニティ向けの新聞「エンプレーゴス・インターナショナル・プレス」の5月5日付の求人広告に、11年3月の東日本大震災で放射能漏れを起こした福島第一原発から半径20km以内の地域でのゴミ処理の仕事が1日2時間で774レアル、1カ月で2万3千レアルでとの募集があったことが判明した。デカセギ労働者の応募は果たしてあっただろうか。
     ◎
 米国で発売されたアクション・ヒーロー、「マックス・ペイン3」のビデオゲームがサンパウロ市を誤って伝えていると話題になっている。制作元も「直接出向き研究した」と語るサンパウロ市を舞台にしたこの作品だが、街はフルミネンセのTシャツを着た人々で溢れ、丘状のファヴェーラもどう見てもリオ。ただコリンチャンスの応援団らしきものは描かれているという。欲しかったイメージはなんとなくわかるが。