ニッケイ新聞 2012年6月12日付け
インドでは2010年以降、インターネットで知り合ったインド人に会いに行ったブラジル人が、帰りの旅費をなくしたり、訴訟を起こされたりしてブラジル大使館に助けを求めるケースが増えていると11日付フォーリャ紙が報じた。
ブラジル人が引っ掛けられる例は、20〜30歳の優しい男性が結婚したいと言い出す、相手が女性の場合は40〜60歳の未婚か離婚者で英語はあまり話せないというのが共通する特徴だという。
ニューデリーのブラジル大使館は2011年7月、外務省への電報で、インターネットで知り合ったブラジル人と付き合っているからビザを発行しろと言い出すインド人が増えており、違法な形で移住するための組織的犯罪もありうると警告している。
2009年のグローボ局の番組でインドが取り上げられ、インド人に憧れるブラジル人が増えた事を利用した手口と見られ、くれぐれも注意するよう呼びかけられている。