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アフリカの農業とブラジル=南アでの議論で2つの顔
ニッケイ新聞 2012年6月14日付け
南アフリカ共和国で毎年恒例のイベントで農業問題について議論が交わされ、アフリカが持つ二つの顔が浮き彫りにされたと13日付フォーリャ紙が報じた。二つの顔とは、ブラジル産の食品消費者という顔と、増大している需要に応えるための食糧生産者という顔だ。
ブラジルからアフリカ向けの食品輸出は2010年に16億ドル。2020年は26億ドルに達する見込みで、アジアへの輸出をはるかに上回る。
ブラジル産の食品輸入が伸びているのは、アンゴラやモザンビーク、ルアンダ、ニジェリア、エチオピアなどで、10年間の伸びは年8%。アフリカ全土の食料需要は約1兆ドルで、20年の見込み額は1兆4千億ドルだ。
現在のアフリカの食料需要と供給の差は5千万トンで、2000年はブラジルの食料輸出総額200億ドルの3%だった取引額が、2011年には総額950億ドル中9%まで比重を増した。
バイオ燃料用も含む生産者としての顔は、現在2億ヘクタールの農耕地を更に6億ヘクタール増やしうるという事実による。6億ヘクタールの土地の内、1億4千万ヘクタールは農耕に最適、2億2500万ヘクタールは適当と評価されており、ブラジルには、技術指導も含めた生産面での進出も期待されている。