ニッケイ新聞 2012年6月14日付け
「笑いは百薬の長」と言うが、ブラジル國誠流詩吟会による温習会のため来伯した荒國誠宗家によれば「詩吟の上手な人はよく笑う人」。笑いには腹式呼吸が伴うため、自然と発声練習になるのだとか。日本では詩吟を聞いたことがない若者も多く、詩吟の継承に懸念を抱く荒宗家。「チャンスがあれば始めてみてほしい」と勧めている。
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先日の県連代表者会議で、7月の日本祭りで食品を取り扱う参加団体に、今月21、25日にサンパウロ市衛生局で行われる講習会への参加が呼びかけられた。各団体から最低一人の出席を義務付けるとのこと。20万人以上が訪れる一大イベントだけに、一つでも衛生管理が杜撰なところが出ると集団食中毒も起こりかねない。寒い時期だからと油断せず、気を引き締めて臨んで欲しいところ。
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福井県丸岡町の名が一躍有名になった『新一筆啓上賞』。同賞の名前は、徳川家康の忠臣・本多作佐衛門重次が、陣中から妻に宛てて送った手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」にちなんだもので、日本一古い天守閣を持つ丸岡城には手紙文を刻んだ碑が残っているとか。今年は「ありがとう」をテーマに作品募集中。詳しくはサイト(maruoka-fumi.jp)まで。