ニッケイ新聞 2012年6月16日付け
事業を縮小し、新たなスタートを切った「やすらぎホーム」。援協では以前から新体制での運営に向け準備が進められ、昨年後半から理事会でも議題に上がっていた。以前入居者が生活していた施設は新たな活用方法が検討されており、約30人いた職員は半数近くに減らすなどの人員整理にも着手される。またこれまで通り各種イベントも実施されており、4月の寮生慰安運動会には約60人が参加したとか。8月5日には毎年恒例のつつじ祭りも行われる予定だ。
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ヨキ社の役員マルコス・マツナガ氏殺害事件。警察の鑑定書で、妻のエリーゼ容疑者が5月19日夜、サンパウロ市の自宅アパートで被害者の頭部を切断したとき、被害者はまだ息をしていたことがわかったと15日付伯字紙が報じている。マルコス氏の浮気をめぐり口論となった末に殺害したと証言した同容疑者。これまでの報道では、マルコス氏と浮気し、車ももらったと証言する女性も現れたとか。犯行が計画的なものだったのか否かは未だ不明、切断に使われたナイフと遺体を運んだスーツケースも見つかっていないなど、まだ複数の謎が残る。いずれにしても、まだ息があったにもかかわらず頭部を切断するとは…よほど恨みが深かったのだろう。