ニッケイ新聞 2012年6月21日付け
フェスタ・ジュニーナと七夕祭りを融合させたフェスタ『第1アライアル・ダス・エストレーラス』がサンパウロ市役所、イタケーラ区役所の主催で23、24の両日、同区グレゴーリオ・ラマーリョ通り(旧イタケーラ駅周辺)で開かれる。
「日伯の庶民の祭りを一体にした地域を盛り上げる催しを」という同区のパウロ・セーザル・マッシモ区長の意向を汲み、宮城県人会の中沢宏一会長が実行委員長となり同県人会、ブラジル桜イペー連盟、福祉団体「Acao Social Dom Bosco」などが運営を担当。同区に建設中のW杯開会式場となるスタジアムの施工を担う会社のほか、多くの企業が出資した。
23日午前10時からラジオ体操があり、開会式は11時半。両日午後10時頃まで、太鼓や三味線、バンドの演奏、武道の実演にとどまらず、サンバやパゴージ、セルタネージョなど多彩な余興が披露される。
食のコーナーではやきそばや桜餅など日本食のほか、タピオカなど同区に多く住むという北東部出身の人々による郷土料理も楽しめる。
案内のため本紙を訪れた中沢会長は「イタケーラには日系人が多いものの、これまで目立った祭りがなかった。同地日系社会を掘り起こすとともに、日本とブラジルが融合した楽しいお祭りに仕上がれば」と話し、広く来場を呼びかけた。
両日は同県人会(Rua Fagundes, 152, Liberdade)と会場を往復するバスがあり、県人会前を午前9時20分、11時20分、午後1時20分、5時20分、7時20分に出発する。(途中メトロのベルゲイロ駅を経由)
問い合わせは宮城県人会(11・3209・3265)まで。