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パラナ日伯友好経済使節団=6都市で企業家と交流=経済セミナーも関心高く

ニッケイ新聞 2012年6月27日付け

 パラナ日伯商工会議所が5月23日〜6月7日にかけて実施した『第39回パラナ日伯友好経済使節団』(西森ルイス団長)の団員らが帰国し、本紙に報告を行なった。
 東京、大阪、名古屋、豊橋、神戸、加古川の各都市を訪問し現地の企業家との交流を図ったほか、同州と姉妹州県提携を結ぶ兵庫県の井戸敏三知事、また愛知県知事、加古川市長や豊橋市長に表敬訪問、皇太子殿下とも接見した。
 西森団長は、日伯議員連盟会長の麻生太郎元首相、河村建夫衆議、藤村修内閣官房長官とも懇談を行った。
 大阪、名古屋で開催された、西森団長による「ブラジルの最新経済情報と投資のチャンス」をテーマとした経済セミナーは好評を博し、両都市で計240人もの来場者を数えた。
 JICA(国際協力機構)東京本部では、現在進行中の「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力によるアフリカ熱帯農業開発プログラム」に関するモザンビーク視察報告会が催され、駐日ブラジル大使、駐日モザンビーク大使、在モザンビーク日本大使を始め、100社以上の日本企業が参加した。
 西森団長は「ブラジルはセラード開発技術を活かした穀物生産、日本は生産された穀物の購買、モザンビークは地域の活性化と、3カ国それぞれの関心を再確認した」と報告会での感想を話した。