長距離バス料金値上げ＝７５キロ以上が７月から

ニッケイ新聞　２０１２年６月２９日付け

　国家陸路輸送庁（ＡＮＴＴ）が２７日、州と州をまたがったり国境を越えたりする長距離バスの料金を７月１日から値上げする事を発表と２８日付伯字紙が報じた。
　今回のバス料金の値上げは、走行距離が７５キロを超える路線で実施される事になっており、調整率は２・７７％。
　ＡＮＴＴでは毎年、長期休暇などが始まる時期に該当路線の利用客数や走行距離に応じた料金調整を行っており、今回も例年通り、７月１日からの値上げとなった。長距離バス料金の調整率は、燃料費や人件費その他の必要経費の値上がりも考慮して決められる。
　サンパウロ市と周辺の町々をつなぐ路線のように、市町村をまたぐだけのバスの料金は年頭に調整されており、今回の値上げの対象にはなっていない。