ニッケイ新聞 2012年6月29日付け
バイーア州サルヴァドール都市圏のカマサリ市で28日未明、市が主催するフェスタの帰りに肩を組んで歩いていた男性の双子(22歳)が同性愛者と誤解され、5人組の男たちから殴る蹴るの暴行を受けた。これにより双子の1人が死亡し、もう1人が顔面骨折の重傷を負った。犯人のうち3人は同日に逮捕された。同性愛嫌悪による犯罪は北東伯で目立っている。
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宝くじに当たるのはいつの世も夢か——28日付フォーリャ紙によると、リオの32歳のあるバール店員は、同僚と7年間賭け続けていた宝くじを、たまたま1回賭け損なったばかりに、1270万レアルの大当たりに加わり損なった。しかも、そのくじを共同購入した同僚20人が配当金63万5千レアルを手にして一斉にバールを辞めることに。たった1回賭けなかったばかりに、仲間はずれ・・・。金は人の情けも変えてしまうか。
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ブラジリアで真相究明委員会が動きはじめたことで、軍政による拷問が再び問題視されはじめた今日この頃。1975年7月にサンパウロ州で拷問死した、当時「民主運動の象徴」といわれたジャーナリスト、ウラジミール・ヘルゾーグの記念イベントが行われている。29日〜7月1日にイビラプエラ公会堂では同氏に捧げた記念コンサートを開催。人権問題について考える一つの契機か。