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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年6月29日付け

 今年、創立80周年記念を祝ったサンパウロ市のタボン体育文化協会。出来たばかりのボーイスカウト、青年会にはそれぞれ10人、15人が参加。文協入り口には子ども達が作った手製の竹門が飾られている。木曾光紀会長は「子ども達は人と共同で何かをするのが大好きなんでしょう。よく団結して頑張っている」と喜ぶ。長年なかった若者の会だけに、これからの発展に期待できそう。
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 サンタカタリーナ州イタ市の「イタ」という町の名前は、トゥピー・グァラニー語の〝石〟という単語に由来があるそう。町の中心の広場には、町のシンボルとなる巨大な石が飾られている。一方、イタイプーという言葉は、〝歌う石〟という意味だとか。豊かな川の流れの水音にちなんで作られた言葉なのだろうか。静かな湖を前に耳を澄ませてみては?
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 来月7、8の両日に開催される文協桜祭り。先週の土曜日に、会場となる国士舘センターを訪れた中島エドアルド事務局長の話によると「非常に順調。当日は満開の桜が期待できると思う」とのこと。会場には寒い地方から先に咲き始めるという沖縄桜が多く、サンパウロ市内より2〜3度気温が低いこともあり、市内より1カ月ほど早く見頃の時期を迎えるそうだ。約500本の桜が満開になる様は壮観だろう。花見に足を運んでみてはいかが?