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1日に465人失う?=カトリック信者の数減少
ニッケイ新聞 2012年7月3日付け
地理統計院(IBGE)が6月29日、2010年のカトリック信者の数は、前回の国勢調査での総数を割ったと発表したと6月30日付伯字紙が報じた。
カトリック信者の割合は年々減り、1872年の99・7%が1960年には93・1%、2010年には64・6%まで減少。2010年の信者数は1億2330万人で、73・6%いた2000年の1億2490万人より少なく、1日当たり465人の信者を失った計算になるという。
この間の人口は12・3%増えたが、カトリック信者は1・4%減少。カトリック信者の総数が前回の国勢調査より減ったのは史上初だ。
これに対し勢力を伸ばしたのはペンテコステ系を中心とした福音派で、ペンテコステ系信者は、アッセンブリーの46・4%を頭に13・3%増加。但し、ウニベルサルとクリスタン・ド・ブラジルは9・5%と8・0%減少した。無宗教の人は8%、エスピリタの人は2・0%だった。