ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

盗難に遭った婦人が出立=リオ市民が厚意の旅費寄付

ニッケイ新聞 2012年7月4日付け

 リオで開催された「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に出席するために来伯したが、盗難に遭って帰国できなくなっていたニジェール(ナイジェリアの北の国)人女性が、3日午後の便で出立したと3日付G1サイトが報じた。
 会議後の23日にリオ市南部のショッピングセンターで、パスポートや現金、クレジットカードなどをそっくり盗まれたのは、53歳のハディジャトウ・アボウバカル・アナドウさん。
 3人娘の1人が14日に結婚するのに帰れないと泣きの涙のアナドウさんは、リオ市北部に住む教師のエリダ・エデリックさんの家に身を寄せていたが、2日に在米国ナイジェリア大使館が発行したパスポートが届いた上、匿名のリオ市民から300レアルの旅費が寄せられて帰国となった。
 アナドウさんが乗るのはイタリアのローマ経由でモロッコに行くアリタリア航空の飛行機で、その先の母国ではご主人と5人の子供が首を長くして待っている。
 結婚する娘さんとは持参のタブレットで毎日eメールを交換し、式の準備状況などを尋ねていたアナドウさんはイスラム教徒で、リオ+20に参加した人を送って空港に赴いたエデリックさんと出会い、彼女の家に身を寄せる間も日に5回祈っていた。アナドウさんは人々の厚意に感謝し、いつか子供達もつれてリオに来たいと言っている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button