ニッケイ新聞 2012年7月6日付け
県連主催『日本祭り』の会場内講堂で15日午後2時から、ブラジル映画『Coracoes Sujos』(邦題『汚れた心』、ヴィセンテ・アモリン監督)が上映される。入場無料。
同作品は第二次世界大戦後、日本の勝利を信じてやまない「勝ち組」が、敗戦を認識する「負け組」を〃汚れた心〃を持つ国賊と称し、迫害したという史実を元にしたもの。2000年に発売された同名の書籍が原作。
日系コロニアの精神的支柱でもあった「勝ち組」の元帝国陸軍大佐のワタナベ(奥田瑛二)は、写真館の店主タカハシ(伊原剛志)を「負け組」粛清の刺客に仕立て上げる。粛清という名の殺人に手を染めるタカハシは血なまぐさい抗争に巻き込まれ、妻や家族との生活が引き裂かれていく。
問い合わせは県連(11・3277・8569)まで。