ニッケイ新聞 2012年7月14日付け
連邦警察が11日、パナラ州クリチバで、68万2千レアル分の偽札を押収したと13日付伯字紙が報じた。
連警によれば、これだけの額の偽札が押収されたのはブラジル史上例を見ないといい、印刷した場所や流通ルートなどの解明に全力を挙げる。
50レアルと20レアルの偽札を押収した現場では、50歳の男性と30歳の女性も現行犯逮捕されており、偽札は、パルメイラスとコリチーバがブラジル杯の決勝第2戦を戦ったコウト・ペレイラ競技場の周辺で使われる予定だったと見られている。押収された偽札は中央銀行に送られて、破棄される。
一方、サンパウロ市のコンゴーニャス空港では12日、現金自動預払い機(ATM)に、暗証番号などを読み取る装置を装着しようとしていた男性2人組を逮捕。銀行のカードやクレジットカードの複製による犯行は頻発しており、警察は2人の犯行範囲や被害の実態についての捜査を続ける。2人組が読取装置を装着しようとしたATMは市警の駐在所から50メートルの所に設置されていた。