ニッケイ新聞 2012年7月14日付け
コロニア歌人で本紙投稿欄「ぷらっさ」の常連でもある酒井祥造さん(85、北海道)=バウルー在住=が著書『パタゴニアの大氷河を往く—五州をめぐる旅・短歌・長歌』(268頁)を刊行した。
『訪日の旅〜沸く喜びを歌に詠みつつ』、『歌と共に歩く』に続く旅行記の第3作目。パタゴニアへの訪問と、サンパウロ、リオ、エスピリト・サント、バイーア、ミナス5州を車で巡った旅行記のほか、短歌、長歌も織り込んだ。
随筆では、長年農業に携わった経験を元にした〃理想の灌漑農法〃についても触れている。
酒井さんは「少しでも自分の記録を残したいと思った」と執筆の動機を語り「多くの人に読んでもらえたら嬉しい」と話している。
希望者はニッケイ新聞編集部(11・3208・3977/レジーナ)まで。10冊限定(無料)。