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ブラジル人帰国で経済が沈下=ポルトガルの町に閑古鳥

ニッケイ新聞 2012年7月17日付け

 欧州経済危機でブラジル人が帰国し、ポルトガルの町の経済が沈下と15日付フォーリャ紙が報じた。
 ほとんど飲まれていないカシャッサのビンが並ぶバールがめだつエリセイラ市もその一つで、デカセギのブラジル人がいなくなり、町の経済がすっかり停滞。コスタ・ダ・カパリカ市では、スーパーの売上げが6割減り、不動産屋の4割が営業を停止した上、収入が減った市役所も経費削減を余儀なくされている。
 リスボン大学の調査によれば、同国に残っているブラジル人の35%が、将来的はブラジルに帰国するつもりだ答えているという。