サンパウロ市ショッピング=違反なしはわずか19軒=駐車場と建築で不正目立つ=罰金は1500万レアルも
ニッケイ新聞 2012年7月19日付け
ショッピングセンターを巡る問題が噴出しているサンパウロ市では、現在47あるショッピング中、違反なく運営されているものは19のみと、18日付伯字紙が報じている。
サンパウロ市で複数のショッピング運営を手がける多国籍企業ブルックフィールドの子会社BGEの元理事ダニエラ・ゴンザレスさんが、ブルックフィールドが住宅許可局(Aprov)のウサイン・アレフ・サアブ氏やアウレリオ・ミゲル市会議員に多額の賄賂を渡していたと6月14日にフォーリャ紙に暴露。これを受けた市によるショッピングに対する調査の結果が17日に発表された。
市が「義務付けられた書類を全て揃えている」という言い方をした、いわゆる不正のないショッピングは、47あるうちの半分にも満たない19に過ぎなかった。これらのショッピングはモルンビーやマーケット・プレイスなどの南部や、メトロ・タトゥアペー近辺の東部の一部に目立つ。
これは同時に、28のショッピングには違反があることも意味する。市が行った違反の分類によると、市が求めた規定数の収容能力がなかったり、違法改造を行ったりした「駐車場の違反」が8件、未許可のまま建築された部分の都市土地家屋税(IPTU)不払いいなどの建築上の問題ありが10件、中に入っている店舗に問題ありが3件。営業許可を得てないなどの「書類の不備」も13件のあった。
こうした違反により市がショッピングに科した罰金は、1月からの累計で1500万レアル。5月までの罰金は300万レアルだから、6月のダニエラさんの不正告発以降、違反摘発が急増したことは明らかだ。
またブルックフィールドとアレフ氏による収賄計画の温床として知られるようになった中央部のパチオ・イジエノポリスに関し、サンパウロ市市警が17日、同ショッピングの責任者で元ブルックフィールドのマルシア・サアド氏を、2008〜10年にかけての贈収賄の容疑で起訴した。
また、北部のラル・センテル、センテル・ノルテ、西部のヴィラ・ロボス、南部のモオカ・プラザとジャルジン・スル、東部のアリカンドゥーヴァの六つは、市の監査を差し止める裁判所の暫定令を得ている。これらのショッピングは、営業許可の不備や建築違反などで閉鎖されるはずだったが、暫定令で当面の営業が継続されている。