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サンパウロ市で1寝室の物件増加=東部や北部でも数伸ばす
ニッケイ新聞 2012年7月21日付け
学生の1人暮らしなどで需要急増の1寝室の物件新築が、サンパウロ市東部や北部でも増えたと15日付エスタード紙が報じた。
サンパウロ市での1寝室の新築物件は平米あたり9619レアルで、2寝室の物件より57・63%割高だが、提供数は10年で241%増え、市全体の新築物件の11・9%を占める。大半は地下鉄の駅や職場に近いセントロ(中心部)や南部で売り出されるが、最近は東部や北部でも1寝室の物件建築が増えている。
02年や03年、06〜08年の1寝室物件新築はゼロ、04〜10年の累計でも77軒だった北部では、昨年80軒が新築され、今年も5月に48軒を売り出した。
不動産ブームが始まった08年も1寝室物件の新築は174軒、02〜09年の累計も690軒だった東部は、10年に354軒、昨年は613軒が売り出され、今年も8月に216軒が販売開始となる予定だという。